入院

2/2
前へ
/337ページ
次へ
2012年1月15日、2月までには思い付いたことは行動しときなさいと、占い師に言われていた。 そして1月27日をむかえた。 「ここを左に曲がれば俺が通院してた病院だよ。」 みんなは何も言わずに病院へと向かって行った。病院到着、見学して帰ると思っていた。 しかし俺は降ろされた。目の前にはかかりつけだった先生がいる。 「何かおかしい?」 とっさに嫌な予感がした。 先生に2階まで連れて行かれる。 「何故だ~!!僕は病気なんかじゃない!このノートをみればわかるでしょ!?」 「それは躁状態がしたこと。あなたの部屋はもう用意されています。」 僕は3人に抱えられて病室へと運ばれる。 「俺は病気なんかじゃない!!! 訴えてやる!」 部屋といっても刑務所の独房のようなところ。布団がしいてあって、トイレがあるだけ。鍵は閉められ、外の景色は見えず、鉄格子越しに明かりが少し見える状態。 「俺は躁じゃない!!!」 何回も叫んだ。 しばらくして先生が鉄格子の外に来た。 『2月まであと少し、こんなとこにいる場合じゃない!大阪のアパートの契約も済んでない。ボーイの仕事もみつかった。歌わせてもらえる会場も見つかった。あと少しのとこまで来たのに・・・事情を話せばわかってもらえる。ここから出なければ!』 と、思った。先生がやってきて、 「この薬を飲んでくれない?飲まないなら注射を打つしかないけど。」 「先生、僕は正常です。お願いですからここから出して下さい。」 「いや~あなたは躁状態です。」 「違うよ先生!!!」 涙ぐみながら話した。 薬を飲むことに素直に応じた。 その後も叫び続けた。 ドアのぶを壊そうと中にあった段ボールを ドアのぶに向かって投げ続けた。 「どうせ睡眠薬が入っているんでしょ? 寝てたまるか!」 俺は歌い続けた。そしたら隣の隣にいる 同じ鉄格子の部屋にいる子が同じように歌ってきた。 何時間か過ぎた。僕は疲れて眠りについた。
/337ページ

最初のコメントを投稿しよう!

212人が本棚に入れています
本棚に追加