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「ゼータ………この男は、デカイな、器が大きい!
所詮は俺ごときが敵う奴ではなかったか………」とジオはゼータの器の大きさに触れ、言葉が出ずにムクッと起き上がった。
「どうだジオ?俺達と一緒に来ないか?」とゼータは黙り込むジオに声を掛けるのであった。
ジオは、少し考えるように、ゆっくりと口を開いた。
「ありがたい話だが、お断りする
命を助けてもらい、気遣いまでしてもらい本当に感謝している
しかし、俺の中ではまだ俺とお前の決着は付いていないんだ!
そんな状態で一緒に旅なんか出来る訳がないだろ
それに、こんな汚れた俺を仲間にしたら、お前達の名が廃るぜ」とジオは投げやりな言い方をした。
「ジオ、あなたの気持ちはどうなの?
自分の気持ちに素直になったらどうなのよ」とジェシカはジオをなだめるように話した。
「俺の気持ちだと………
ジェシカ
それにゼータ、俺に少しだけ、気持ちを整理する時間をくれないか?」とジオは、二人に頼み込んだ。
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