第三章~宿命~

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「ゼータ………この男は、デカイな、器が大きい! 所詮は俺ごときが敵う奴ではなかったか………」とジオはゼータの器の大きさに触れ、言葉が出ずにムクッと起き上がった。 「どうだジオ?俺達と一緒に来ないか?」とゼータは黙り込むジオに声を掛けるのであった。 ジオは、少し考えるように、ゆっくりと口を開いた。 「ありがたい話だが、お断りする 命を助けてもらい、気遣いまでしてもらい本当に感謝している しかし、俺の中ではまだ俺とお前の決着は付いていないんだ! そんな状態で一緒に旅なんか出来る訳がないだろ それに、こんな汚れた俺を仲間にしたら、お前達の名が廃るぜ」とジオは投げやりな言い方をした。 「ジオ、あなたの気持ちはどうなの? 自分の気持ちに素直になったらどうなのよ」とジェシカはジオをなだめるように話した。 「俺の気持ちだと……… ジェシカ それにゼータ、俺に少しだけ、気持ちを整理する時間をくれないか?」とジオは、二人に頼み込んだ。
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