第四章~試される英雄としての資質~

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その頃、竜王の居城では、オメガが姿をくらましたことで、城内は騒然となっていた。 「竜王様、大変です オメガの姿がどこにも見当たりません」と慌てた様子でスペリオルドラゴンが竜王の部屋へと入って来た。 「何を騒いでおる 少しは落ち着かんか!」と竜王はスペリオルドラゴンを一喝すると、事情を聞き出した。 「ほう オメガが突如姿を消したとな……… 奴め、何を企んでいる」と竜王は事情を聞き、面白くなさそうな表情を浮かべていた。 「如何いたしましょう? 人間界ではゼータとジオが決闘をし、ジオが敗れたという情報も入ってきています」とスペリオルドラゴンは竜王に伝えた。 「もはや、ジオごときでは、ゼータは止められんか! これでオメガまで事を起こせば収拾はつかなくなる 何としてでもオメガを探すのだ! 見つけ次第余の前に連れてこい」と竜王はスペリオルドラゴンに命じると、それは各戦線へと伝わり、オメガは竜王の前へ引きずり出されるのであった。
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