僕…

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誰もが、信じられない光景に凍りついた。 「昨日の夜中…高橋恵美が自宅のマンションの屋上から飛び降りて亡くなった。いや、死んだ。」 公平は、大きな瞳を怒らせて机を出席簿で叩きつけながら言った。 教室中にざわめきが響きそれを掻き消すように公平は教室の扉に鍵をかけた。 「この中に…高橋を死に追い込んだ外道がいる。俺はこれからそいつを炙り出すためのくじ引きを行う。」 公平の顔には邪気があり暗い顔をして不気味に笑みを浮かべて生徒達を見回した。
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