伊藤秀樹

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「達也。お前に良いことを教えておいてやろう。なにげにお前は女子から人気があるらしいぞ 私のクラスの友達が言っていたので間違いない情報だ」 「そうなのか。別に興味ないな」 一組に入ると新藤達の話し声が聞こえてきた。 星野、新藤、小出と三人で机を囲み昼食を取っていた。 小森は見ただけでわかったらしく、三人の元へ近づいた。 「そこのお三方。ちょっといい?」 三人はなんだという顔をして小森を見ていた。 「達也。お前は本当に知り合いが多いな。この間の下級生といい。お前の交友関係も侮れんな」 「悪いな。今回はどうやら知り合いじゃないみたいだな。明菜の知り合いか?」 「ん?私も知らないよ。でも誰でもいいじゃん 私は基本的に、誰でもウエルキャムだからさ。ところで私達になにか用なの?」 すごい光景だった。三大美女が全員揃うなんて。 たぶんこんな光景を見られるのは最初で最後になるかも知れない。
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