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「さて。まず聞いていいか。何者?」
いきなり何者なんて失礼でしょ。でもたしかに、彼からしたら何者になる訳か。
「失礼しちゃう。でもたしかに名前は言ってなかったよね
私は七組の小森美咲。学校一の美女とは私の事だからね」
彼は冷めた目で私を見ていた。本当の事を言っただけなのに。
「自分で言ってて恥ずかしくないのか?まあそれはいいか
どうゆう用件で、わざわざ一組まで来た?」
ああそうだった。それを聞くために、わざわざこんな場所まで来てたんだっけ。
でももう三大美女なんていう理由はどうでもよかった。
「うーん。あなたに会うため。かな」
彼からしたら、まったく意味がわからないだろう。
言った私だってよく意味が分かっていないのだから。
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