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山奥に一人の樵が住んでいた。 そこへ来た美しい娘に樵は恋をした。 樵は幸せにそこで生きていた。 ある日娘は死んでいた。 樵は歎き哀しみ斧で我が身を真っ二つ。 樵から流れた朱き血は地に吸い込まれ地は赤土と化した。 そこは娘の死場所。 娘は生き返った。 娘は歎き哀しみ刃で我が身を切り裂いた。 娘から流れた朱き血は地に吸い込まれ赤土と化した。 そこは樵の死場所。 樵は生き返った。 二人は何度も何度も永遠にこれを繰り返した。
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