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「おっ!おめぇさん!ティナちゃんじゃねぇか!近いうちに来るかも知れねぇって連絡来てたからおりゃあ楽しみに待ってたよ!」
レジカウンターであろう場所に乗りやたらと興奮するおっちゃん。
「でっ!今日は何の要だい!?剣かい!?タリスマンかい!?」
ちっちっちっ!
指を降り振りわたしは答える。
「うちのギルドからわたし宛に荷物届いてない?」
おつちゃんは無言になりちょっと待ってなとカウンターの下へと潜り込む。
ガサガサ。
「またせたなティナちゃん。」
ゴトッ!カウンターの上に置かれるわたし宛のラベルが貼ってある包み紙。
「中見たりしてないわよね?おっちゃん?」
わたしの問いにおっちゃんは慌てて返す。
「バカいっちゃいけねぇや!おめえさんの所のギルドの荷物開けるなんてこっちはまだ死にたくはねぇんだから!」
まっ!そりゃそうだ!
商品として預かっている以上、下手な事をすれば店の信用に関わるし、第一中の荷物が危険な物だった場合は命を狙われる事もある。
「んぢゃ後はこのメモのタリスマン頂戴♪」
そう言ってわたしは1枚のメモをおっちゃんに渡す。
「んんっ!?こりゃお前さん・・・ちょっと待っときな!」
言っておっちゃんはカウンターの奥へと消えていく。
暇なのでその辺のタリスマンや剣を物色するわたし。
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