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コクリ。と頷く親玉ちゃん。
それはまずい。非常にまずい。なんとしてもそれは避けなければ!!!
わたしの防衛本能が言う。
ここは受けとけよっ!!!って・・・。
「ぢゃぁ・・・受けるけど・・・条件があるわっ!!!」
「受けていただけますかっ!?で・・・条件とは?」
「決行は1週間後!あんたんとこの下っ端を王宮の厨房に送りこんどきなさい!あっ!バカはダメよバカは!そこそこ使えて媚びへつらえれるヤツね!上司に気にいられそうなやつ!で報酬に取り戻した物の半分をいただくわっ!」
わたしの言葉に考え込む親方ちゃん。
しかし側近くん達には耐えがたかったようで・・・
「もぉ我慢できねぇ!!!」
親方ちゃんのソファーとわたしのソファーの間にあるテーブルを蹴り飛ばし斬りかかって来た!
瞬間!私は左の手で腰に刺してあるダガーを抜き放つ。
きんっ!きんっ!きんっ!きんっ!
カラン!カラン!カラン!カラン!
側近くん2名が繰り出した斬撃は届かず。切りかかった鉄の剣が見事に切断され床へと落ちる。
静止する側近くん2名。
「なにが我慢できないのかな♪」
にこやかな笑みを浮かべて問う私。
青くなる側近君たちそして親玉ちゃん。
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