ep1

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「じゃ!そういうことで!お茶菓子もらってくわね♪」 コクコクと頷く親玉ちゃん&側近君たち。 ダガーを腰に鞘に納めながら私は部屋を後にした。 中に入って40~50分ほど、カウンターの横の扉が開く。 がやがやがや。 ランチタイムも重なってか店内はにぎわっている。 が、いつもほどではないのだろう。ちらほらと空席が目に付く。 ぐぅ~~~~。 「そういえばお腹すいたなぁ・・・。」 パタン。とドアを閉めわたしは空席のひとつに腰をおろした。 ガチャ。ついで出てくる親玉ちゃん。 あっ!そーだ! 思いつき腰を上げ親玉ちゃんに近寄り小声で一言。 「ここ・・・・あんたもちね。」 コクコク。 声もあげずに頷く親玉ちゃん。私は再びさっきの空席に腰を下ろす。
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