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何分経ったか分からない。 教室のドアが急に開いて私は一瞬体が反応した。 「あっ…春…。」 彩果の動揺した声が聞こえてくる。 私は顔をあげるのが怖くてずっと座りこんだままでいた。 「全部聞いてたの?帰るとか言って…最低。」 香の低い声が私の心臓をよけいはやくさせる。 他の2人のキツイ目線を感じ私は震えが止まらなかった。 しばらくして4人はカラオケへ行ってしまった。私は明日のことを考えるとその場から動けなかった。
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