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放課後いつも一緒にいる愛、彩果、香、美代子が私に近づいてきた。
「春~。今日カラオケ行くけど、どう~?」
愛の甘ったるい声が頭に響く。
ちなみに私はカラオケが苦手だ。
好きでもない流行りの歌をうたい他の人たちが気持ちよくうたっているのを邪魔しないように盛り上げる。
胃が痛くなる。
「春さぁ、カラオケあんまり来ないからつまらないよ…。」
香の見栄すいた嘘が私の心を締め付ける。
「私は…今日用事があるからいいかな…ごめんね。じゃあまた明日。」
そう言って急いで教室を出た。
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