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めっちゃ眩しい。
某天空の城並みに眩しい。
過去話になってからだんだん明るくなって来ていたが…
目が開けられない。
「む!
そういえば、ある程度説明が済んだら転生するらしいぞ?
フェンリル様が言っておられた。」
オイィィィィィィ!
そう言うことは先に言え!
藤「!?」
一瞬の浮遊感が身体を襲ったあと、目を瞑っていても眩しいくらいの光を感じなくなった。
そして、今まで感じたことが無いほどの力で「何か」に全身を押さえ付けられる。
手足を動かそうとしても全く動かせない。
とてつもない圧力のせいで息をすることも出来ない。
藤『くっ!!』
急に何だよ!!
ヤバいヤバいっ
何か知らんがまた死ぬ!
俺がとんでもなく焦っていると、唐突に頭の中に色々なものが流れ込んできた。
フェンリルの記憶、経験、知識、思い…
そんな感じのモノが、元から俺のモノだったかのように馴染んでいく。
藤『…………【グレイプニル・解】!』
唱えた瞬間、ガラスが割れるような音と共に身体を押さえつけていた圧力が消えた。
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