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藤『あ、やべ！
服っ！
服を………創造だ！そぉい！』
創造魔法で普通の白いYシャツと黒いジーパンを着る。
確かに狼は服着てないな。
盲点だったww
あ、ちゃんとパンツも履いてるぞ？
藤「よーし、これでいいだろ！
…って、なんだ？何でそんな顔してんだ？
……真っ裸だったのは仕方ないだろ？」
二人は信じられないものを見るような顔で俺を見ていた。
何だよ、兄妹なら全裸くらい別にいいじゃん。
狼の姿だって実質全裸だろう？？
……ふむ
フェンリルに転生した影響か、色々と大雑把になった気がするな。
前のままの俺なら、今みたいなことが起きたら……
鬱になりそうだ。うん。
ヨル「はっ！
いや、それは気にしないよ。
ただ……兄様の人型は初めて見た！！」
ヘル「…………！」ｺｸｺｸ
ヘルなんかは泣き止んで俺の事をまじまじと見てくる。
泣き止んだのは良かったが、そんなに珍しかったか？
思わず首を傾げてしまう。
ヨル「兄様は “人型はどうも動き辛い” って言って、僕たちの前では一度もならなかったから……」
へぇ、そうだったのか。
俺は人間だったし何も違和感は無いがな。
むしろ前よりも身体が軽いくらいだ。
それより……
藤「ヨルに“兄様”って呼ばれんのは気色悪すぎる……」
ヘルなら無問題。
見た目が20才位のイケメンに言われるとぞわっとする。
ヨル「今この流れでそれを言うの！？」
どうしても我慢出来なかったんだよ。
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