人生、終わりました。

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フェンリル? あるぇ……? フェンリルってあの神話の神狼? 転生はありがたい。 死んだことは認めざるを得ないが、未練がないわけがない。 やりたい事も沢山残っている。 だけどフェンリルてww 俺、人間終了のお知らせwww あー なんか色々ブッ飛びすぎて落ち着いてきた あるよねこういうの。 藤「……因みに、断ったら?」 「うーん…… 君のヒトとしての存在は歪んでしまったから…… 元いた世界に戻ることも、人間として転生する事もできない。 永久的に世界から外れた虚無をさ迷う事になるね。」 つまり俺は “人間” として世界に存在する(生きる)事は出来ないが、人としてでなければ(フェンリルなら)おkと。 わーお デッド・オア・アライブですか? あ、もう俺死んでますね。畜生め! 藤「はぁぁぁ……断れねぇじゃねぇか。 まったく、随分と勝手だな?」 俺がジト目で見ると、イケメンはホッとしたような顔で苦笑する。 「……君には悪いと思っているよ。 でも、僕らにもやるべき事があるからね。 それじゃ、早速だけどフェンリルの所に行ってもらうよ?」 藤「あ?フェンリルの所? ……どういう事だ??俺はフェンリルに転生するんだろ?」 フェンリルって1体しか居ないと思ってたが、違うのか? 「いや、君の考える通りフェンリルという存在は1つだけだよ。 ……その事については、案内が居るから彼に聞くといい。僕よりも詳しいから。 じゃ、案内の彼によろしくね!」 藤「はぁ!?訳分かんねぇからぁああああぁあ!!!??」 イケメンが指を振った瞬間 ソファーの俺が座ってた部分にぽっかりと黒い穴が開き、美男美女の笑顔に見送られて俺は落ちていった。 てか、ナチュラルに心読まれた
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