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蒼「んー…」
朱「どうした?」
蒼「ホントに何もないね」
朱「思ってても言っちゃダメだって!」
蒼「いやぁ…でも…」
朱「分かってるよ…今回だけは同意だよ…」
「ま、そうじゃろうな、見せるようなところはないからな」
いつからか背後に町長が立っていた
蒼「…ぅゎぁあああああ!!」
朱「…この町長…出来る…」
「なんのことじゃ?まあ、よく影が薄いとは言われてたが…最近は頭も薄くなってきおったわ!」
がははは!と笑う町長をよそに蒼は自分の力を疑った
蒼「後ろに立たれると咄嗟に攻撃しちゃうんだけどな…」
朱「珍しいじいさんだ…」
「これでも昔はバリバリの狙撃手だったんじゃよ!」
蒼「狙撃手ですか!どうりで…」
朱「…来るかな?」
蒼「武器なに使ってました?」
「オーダーメイドで作ったこの世に2つもないものじゃ」
蒼「おぉ…」
…30分後…
「それじゃったらこうしてこうした方が打ちやすいぞ?」
蒼「私のは癖がありますから、こうしてるとダメなんですよ」
「そうしたら…」
歩きながら町の一角にある射撃場(町長の個人的な趣味で作った)でもうそれはそれは見てるこっちだけついていけない世界に入る
朱「…やっぱり僕夜行性なのに昼起きてるって…無茶だよ…」
「…可愛い…」
朱「うん…僕いつも可愛いって言われ…ん?」
「…」
いつか見た、手足が一緒の娘がいた
「お持ち帰り…」
朱「僕人の物だからね?!いや、物じゃないんだけど、もう飼ってもらってる…ん?まあいっか、とにかくお持ち帰りはできませんっ!!」
「(´・ω・`)」
朱「顔?!よくここで出てきたね?!」
不意にほっぺたを摘まれる
朱「にゅー…はゎ…って!」
「あ、ごめんなさい」
朱「うーん…取り合えず、名前だけでも…って」
ダッシュで逃げていった
朱「…やっぱり不思議」
そして横を見ると…
蒼「師匠!お願いします!」
朱「いつから?!え?!町長さんすごい!」
「がははは!まだまだ改善の余地はあるぞよ?」
蒼「お願いします!本当に!」
「まっとれ」
すると町長は奥へ奥へと消えた
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