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「…………マジかよ…。外国なんて…俺、無理だよ…」 食欲が完全になくなってしまって、俺はテーブルにベッタリ張り付いた。 ぐぅうぅぅ… 途端になった、俺の腹。 やっぱり喰う。 育ち盛り☆高校男子の胃袋は、どんな時も正直であった… 「アンタね……。…とりあえず話は最後まで聞きなさいってば。」 「そうなんだよ、凌央。ここからが本題なんだ。」 本題? 今までのは前哨戦だったのか… パンをゴキュリと無理矢理飲み込む。 なんだろうか…更に嫌な予感がする 「母さんと愛莉とも話あった結論なんだが……愛莉、凌央。2人には、とりあえず日本に残って、高校を卒業する選択肢もある。」 「………えっ?」 .
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