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一週間前────
「敵襲ぅうぅぅぅっっ!!!!」
「………ふぁっ!?…ぐふぅっ」
脇腹に鈍い傷みが襲ってきた後、今度は全身に衝撃が走った。
「なななな…なんだっ??」
気持ちよく眠っていたのに、完全目が覚めてしまった。
気付くと、床の上…
どうやら、ベットから落ちたらしい。
ぃや、落とされたが正しいのか。
ベットを挟んで向かい側に
片足をベットに乗せて、仁王立ちしてる美少女が。
まさか、蹴り落としたのか?
「痛ってぇ…。何すんだょ、愛莉ぃ…」
男をベットから蹴り落とすとゆぅ、女子にあるまじき行為に及んだこの淑やかさの欠片も見えない女は、椎名 愛莉(しいな あいり)。
俺の双子の姉である。
双子だけあって、俺と素っぴんの愛莉は瓜二つ。
身長も同じくらぃ。
男の俺の方が少しだけガタイがぃぃぐらぃの違いしかない。
性格は、磁石のSとM程正反対だけどな…
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