plёasё

━１━

ｺｲﾂの性格はともかく破綻しているとしか言いようがないんだ。
日常的に被害を被っている俺がゆぅのだから間違いない。

｢ウルサイ、凌央。お姉様が有り難くも朝食を作ってやったのよ？つべこべ言わず、とっとと朝起ち始末して着替えなさい!!｣

解っていただけただろうか？ご覧の通りである。

これだけではない…

｢ｱﾀｼは今日、ｲﾍﾞﾝﾄに行かなきゃいけなぃの!ｱﾝﾀに付き合ってのんびりしてたら遅刻しちゃう!…万が一、ｱﾝﾀのせいで遅刻したら、ｻｰｸﾙﾒﾝﾊﾞｰ全員の前で全裸にして、ｴﾛﾃﾞｯｻﾝのﾓﾃﾞﾙにするわよ!!!!!｣

…人として、姉として、この発言は如何なものか。

愛莉は、オタクらしい。しかも『腐女子』。

俺にだって趣味の一つや二つあるのだから、愛莉がｵﾀｸだからと何も口出ししない。

だけど…
もうひとつの『腐女子』については
口出しさせて貰おう!!!!

被害者の俺には、その権利があるハズだ!!!

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