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「やっぱりマキナは水系統が得意なんだね」
「んー…そうでもないんだよね」
「そうなの?」
「あのね、お母さん私はね水の龍なんだけどね海水がダメみたいなの」
「ブハッ…ゲホッ、ゲホッ…お母さんって」
思わず飲んでいた子供用にかなり甘い紅茶を吹き出す。
「なんという間違えかたするんですか!」
「ちがうの、なんかねユウキって呼ぶよりお母さんって呼んだ方が私の中で全然違和感がなくてね、一目見た時からお母さんから後光が見えたの!」
「え、なんでそうなるの?、第一私は5才児なんですが」
「大国を即金で払える額が討伐報酬になっていると言われているあの黒龍を5才児が倒せる訳無いじゃん」
「え、そんな高かったの!?」
ユウキの雰囲気が急に変わった。
「そんなに上がっておったのか、ふむ…まあいいさ、しかし水龍よ、良い相棒を見つけたようじゃな」
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