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「はぁ…でもなんでその話を?」
「まあまず、お前は水龍に信頼されておる、それに我はもう人を殺す気など毛頭ないのと…そうじゃな…」
フィアの手がマキナの頭にのる。
「我の娘じゃろそれくらは知っておいてもらわんとの」
「お母さん…」
マキナの顔がぱあっと明るくなる。
突然フィアの目が見開き両手を勢いよく上げる。
「そーい!、勝手に話を進めるな!」
「あ、お母さんおかえりー」
マキナがユウキに抱きつく。
「あーもーお母さんって呼んでいいからまずはなれろ!」
「これからよろしくね!、お母さん」
「はぁ…よろしく」
挨拶を終えると後ろから声がした。
「話は終わったかい?」
「レティさん!、さっきの話、聞いてたの?」
マキナが恐る恐る聞く。
「まあ、黒龍は今や存在が疑問視されているからな、それに本人に敵意は無いとはいえ黒龍いなくなったことであの周辺の閉鎖も解除できるからな、ただ黒龍が討伐された証明がなかったら賞金は出ないな」
「そうなんだ…」
マキナはそっと胸をなでおろす。
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