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いつのまにか彼女のすすり泣く声は聞こえなくなっていた。
起きているのか、寝ているのか、窓の方を向いてぐったりとしている。
僕は車を家に向かわせた。
家についたら素直に上がってくれるだろうか。駐車場にしばらくいてもいいか。
落ち着いてそうだったからミルクティーを淹れてあげよう。あーちゃん、紅茶好きだから。
ほら、今だってどうしたら彼女が喜ぶかを考えているだけでこれだけ幸せなのに、どうして嫌いになれるんだろう。
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