すべての始まり

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目が覚めるとそこは、真っ白い大きな空間だった。 そこにはたくさんの高校生がたたずんでいた。 「いったいここはどこなんだ」 吉備津 律人はそう思った。 その瞬間、鐘がなった。 「あなた達は、選ばれた、だから これから、ゲームをしよう。そう、いまここにいる20000人から、200人になるまでの殺し合いを」 その声は、機会的で、感情が一切こもっていなかった。 そう聞かされた瞬間だれもが何の冗談かと思った。 だが、声の主が映像をみせた瞬間、信じる道しかなかった。 その映像には、殺しあってる学生が映っていた。 「嘘でしょ、こんなのいや」 だれかがそう叫んだ。 そっからは泣く者、叫んで講義する者がたくさんいた。 感情を一切ない音は、最後にこう伝えた。 「あなた達は、望んでここにきたのです。そう、TORRIROというゲームにね。だから出たければ、生き残ればいい」 瞬間、その場は光に包まれ見えなくなった。 俺、吉備津 律人は巻き込まれた原因をいま思い出したのだった。
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