ものうげなmixture-art

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カッコつけさせて欲しい。 「あなたの夢は?」と聞かれたら「なりたい人になりたい」と答えたい。 「それはどういう人なの?」と聞かれたら「気概のある人」と答える。  気概 辞書は不要。一般的な解釈よりも大事なのは主体的な解釈だと信じたいから。  気概 常に肚に在る、あたたかいもの。厳しいもの。光り輝くもの。冷徹なもの。 人生は困ったことの連続だ。今までが順風満帆な人もいずれ辛酸を舐める。それもまた良しだ。 人生には岐路がある。だから可能性に溢れ、だから楽しい。 『なりたい自分』は、全てノーミスで岐路も何もすっ飛ばすような『成功人生万歳』ではない。 たびたび選択に直面し、苦しみ抜いて何かを選び、それを、5年後10年後に満足げに振り返れるような自分だ。 そのために必要なのが気概だと信じている。 世の中は常にやっかいな事象に満ちあふれている。 それにどう立ち向かうか?言い換えると、『どこ』に従い行動するか? 『頭』に従い行動する人は、分析力と状況判断能力に優れ、常に客観的な「正解」を見つけることができる人。 結果、上手く立ち回ってなかには社会的成功を収める者もいる。 しかし行動が首尾一貫しないことが多く、周囲には嫌われ、疎んじられる。 それは当然本人も感じているのだがまたもやそれを頭で制する。 「おれは正解をやってるんだ、問題ない。全てうまくいくさ」 どこかでちょっとつまづけば、それをきっかけに全てがひっくり返ってしまう脆い人間。 『ハート』に従い行動する人は、潔く、実直で、見ていて気持ち良いため周囲の信望を得やすい。 しかしその一方で体制や権力との対立は多く、社会的成功にはほど遠い。 でも倒れるときは前のめり。それも見ていて気持ちが良い。 『愛すべきバカ』と呼ばれるような人間。
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