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寒い冬が終わりに近づいた頃 俺は新学期に向けての準備をしていた。
準備をしている途中
「入るぞ 集(しゅう)」
と言いながらノックせずに入ってきた
「なんだよ勝手に入ってくるなよ」
少し沈黙が続いたが親父が無表情で俺に告げた
「仕事の都合で明日から福岡に転勤することになったんだが、お前どうする?」
「行かないに決まってるだろそれに突然すぎるだろ明日から新学期だぜ」
俺は少しイライラしながらも此処に残ると一言いうと
「分かった それじゃあな」
俺は何も言わず 親父は部屋から出ていった。
正直なところ親父が出ていってくれるのはありがたい
俺は親父が嫌いだ。
母さんが亡くなってから2年あいつ(親父)は変わった。
母さんが生きてたときはまだましだったにな。
そう思いながら今日は早めに寝ることにした。
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