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どうして…?
どうして他の人と仲良くするの?
どうして他の人と一緒にいるの?
私とは一緒にいてくれないのに…
気づいてよ…
我慢してるってこと…
…寂しいな…
そんな日の夕方の帰り道
走ってくる音がする
周りは真っ暗で見えない
そして立ち止まる陰
｢おい｣
声が聞こえた
｢今帰りか?｣
間違いない｡大好きなあの人の声だ
あの人は私の手を掴み無言のまま歩き出した
暫く黙ったままの時間が続いて
ふと､あの人が話し出した
｢俺､不器用だから上手く気持ち伝えられないから不安にさせるかもしれない…｣
あの人はﾎﾟﾂﾘﾎﾟﾂﾘと言って
不意にｷﾞｭｯと私を抱き寄せて
｢でもこれだけは言える｡お前が大好き､愛してるよ｣
その言葉を聞けば心の中の不安なんか全部吹き飛んで
私もあの人の身体に腕を回してこう言うの
『あなたが世界一大好きです』
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