小さな奇跡

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すると。 『いやだ・・・。』 という声が。 そう・・・月見草。 声はまるで5歳くらいの女の子。 声が透き通っていた。 『いやだ・・・捨てないで?』 そう言うが、呪いをかけられたから・・・でも、捨てるのもな・・・。 そう思い、僕は植木鉢を捨てなかった。 すると。 『ありがとう・・・。』 そう言ったきり、女の子の声がしなくなったのだ。
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