16

8/12
前へ
/319ページ
次へ
奏さんが消えたドアの向こうに、チラッと見えたのはベッド。 へえ…寝室なんだ… なんて考えてると、さっきの口づけのことが思い出されてきて… うわぁ……… 瞬時に熱くなる頬と、速くなる鼓動。 どうにも落ち着かない。 こんなに早く、気持ちを伝えるなんて思ってなかったもの。 それに…ずっと前から… 奏さんはあたしを見ていてくれた。 あたしが気付くのを待っていてくれた。 こんなにも嬉しいことなんだ。
/319ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1639人が本棚に入れています
本棚に追加