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なんとか、江口さんに伝えることはできたけれど… 状況としては最低だった。 「はあ…」 ため息がひとつ。 正直にいえば… 知りたくなかったな。 でも… 信じなきゃ何も始まらないよね。 過去は過去、なんだから。 あたしは、江口さんより一足先に店を出た。 今頃、奏さんは志穂さんと話しているんだろうな。 あたしは愛車に乗り込むと、待ち合わせのカフェに向かった。
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