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乱れた呼吸を整えるように大きく息を吸う。 「…ハァ……」 「…百音…愛してる」 左耳に届いた甘い声。 「…ハァ…あたし、も…ハァ…あいし、てる…」 途切れがちに想いを伝えると、ゆっくりと口づけが落とされ、込み上げてくる嬉しさに涙が一滴溢れ落ちた。 「……幸せ…です」 「…俺も…」 しばらくそのまま抱き合っていた。 そして…誘われるままふたりで眠りに落ちたのだった。
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