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……………………… ……………… ………… …… 「……んっ……」 パチッと目が開いた。 目の前には人肌……というか男性の……胸板!? ―――……あっ、そうだった。 昨夜のことを思い出し、ひとり赤面する。 それから気を取り直し、奏さんの顔を見ようと視線を上げた。 …寝てる。 少し観察することにした。 わっ、まつ毛長い… 前髪が下りてるからちょっとだけ若く見える? 触ると起きちゃうかな? 自由になる右手をゆっくりと奏さんの頬へ伸ばす。 ……わりとスベスベ 手入れしてるのかな? 調子に乗って、下りた前髪に触れた時だった。 「……ん――……ミカ? もう少し寝かせて」 奏さんの言葉に凍りついた。
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