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――通学路。
「いやいやいや。」
「突然どしたん七美?頭大丈夫?」
友人と学校へ歩きながら、はたと我に帰る。
起きたら血塗れって、さすがに普通じゃないでしょ!いくら寝ぼけてたからってそれはないだろうあたし!
「冷静に考えるとすごい不気味……一体、あたしの身に何があったんだろう」
「うちからしたら、あんたのが不気味やっての」
「いやそもそも勘違いか?寝ぼけて幻見た?てか何で制服だったのか…」
「無視かい!!」
スパーン! 清々しい凛ちゃんの突っ込みが、背部叩打法の如く炸裂した。
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