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勇希とは全然喋ってなかった。
それにはちゃんとした理由があった。
それは……
「香織ー!!あのね、昨日ね、勇希に告られてね…」
元気に話し掛けてくる女の子の名は吉野加奈‐ヨシノカナ‐Β組で一年の時に仲良くなった友達だった。
『はぃはぃはぃはぃ!!わかったからそんなに強く揺らさないで!』
そして加奈は静かになった。
加奈と勇希は小学生の時に出会ったらしい。勇希は加奈の学校に転入してきて勇希は加奈に一目惚れしてしまい、何回も告ってくるらしぃ‥
「…り……香織!!?」
『えっ?あっ?ごめん💦』
「ボーっとしないでよ!だから鈴木っちにも怒られるんだよ?」
はぃ…そのとおりでございます。…💦
『ごめんねー!!?また今度聞いたげるから💦』
「えー??今がいぃ!!」
🎵キーンコーン🎵
ナイスタイミングにチャイムが鳴った。
「ほら、ほらチャイム鳴ったよぉ?遅刻になるから、帰った帰った!」
まだ加奈はブツブツ言ってたけど渋々帰っていった。
加奈はこんな奴だ。
だから勇希の印象が悪かったので喋ってなかった。
これが理由だった。
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