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「で、彼女はまだみつからんのか」
ふざけたグラサンに、よれたスーツ姿。
不自然なまでに白い白髪と肌に刻まれたシワの多さが老人の不気味さを強調する。
「は、はい、申し訳ありませんっ!
すぐに探し出しますので、も、もうしばらくお待ち・・下さい!!」
「いや、もういいよキミィ。・・・今までお疲れ様」
老人が手を翳すと部下と思われる青年の顔が消えた。
爆発させられたり首を切られたわけでもない。
‘無くなった'のだ。
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