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そこからが私の始まりだった。
大学という枠を抜けてリストカットしながら一人で悶えて、毎日泣きながら親や友人と話をしていた。
でも、ある日
「このままじゃ、マズイよなぁ」とようやく思いつき、タウンワークを手に取ったわけ。
人生初めてのバイトは、某有名アイス屋。
はい、3日で逃げました。
地元が田舎なせいか、客の来ない店内の二人っきりの空間で仕事を教えてもらっていたのだけれど、
その人が苦手で逃げた。
ほんとうにガキだなぁと今の私はしみじみ思う。
20代後半に差し掛かってる今なら、逃げずにかじりついただろうに(時給さえ良ければ)
次に働き始めたのは、ダーツバー。
カッコいいからとか何とかで。
精神状態最悪の時期に昼夜逆転生活を送っていたせいで、夜に働く方が楽だと思えたからっていうのもある。
それに、大手振って夜の街を歩けるというのは、ガキだった私には幸せなことだったのだ。
そこは1か月そこそこで辞めた。
理由は・・・・コミュニケーション能力が低かったから、というべきか。
その次が本屋。
うん、ここが本当のこうもり人生の始まり。
たいがいの人間はコウモリになれる、それを本屋で知った。
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