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学園の始まり
「おい、見ろよあいつだぜ」
「ああ知ってる“あの”ノエル・ブランだろ」
「早く学校やめねーかな」
「「あはははは」」
また、始まったよ…
前よりは耐性がついたけどやっぱり辛く、悲しく、重い。
クソッどうして、どうしてなんだよ!!
やめておこう…余計に辛くなる
そんな時、声をかけられた
腰まで伸びた深紅の炎のように煌めいている髪、森の泉のように澄んだ濃緑色の瞳が俺を見つめて言った。
「何ボサッとしてんのよっノエル!」
100人中100人が振り返る程の美少女、彼女の名前はルージュ・リュミエール。
俺の幼なじみでこんな俺に話かけてくれる大切な…いや恥ずかしいからやめておこう。
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