序章

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時は二十三世紀。 科学技術の進歩は止まることをしらず、今も発展途上である。 開丹高校を含むほとんどの学校では、黒板を使わずに「機送脳受」という方法で授業が行われている。 「機送脳受」というのは字の通りであるが、データを機械から人の脳へと送るシステムのことだ。 これは、機械に送り先のDNAを登録すれば、誰にどんなデータでも送ることができる。 一件、このシステムを使うと、生徒の成績に差がつかないように思えるが、そんなことはない。
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