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「ここは、おまえ達の世界じゃない。
まぁ、本当は認めたくはない。
だがな。
おまえ達が他所の世界から来たのは、魔法と言う物を見せられているから、認めよう。
その上で、言う。
熊などはいるが、魔獣などは、この世界にはいない。
猛獣もいるが、一定の地域のみに生息する。
だから、滅多に猛獣にも出会わない。
恥じらいがあるなら、少し隠れてから着替えるように」
そう、促す。
3人は真っ赤になると、木陰に隠れて着替え始めたようだ。
まぁ、見えないが、衣擦れの音はするからな。
馬鹿2人は、それで興奮している。
聖子さんと桜さんが、軽蔑したような目で見ているのに気付かないようだな。
馬鹿め。
勇者とイケメンも普段着を持っていたようで、着替えている。
こちらは隠れずに、道で堂々とだ。
聖子さんと桜さんは赤くなって、後ろを向いている。
女性に対する気遣いなしだな、おい。
一行が着替え終えて集まる。
少し奇抜な服装だが、まぁ普通とも言えるレベルだ。
ただ、金髪に銀髪、白髪は良い。
しかし、ピンクと緑の髪と目はなぁ…
あれって地毛なんだろーねぇ。
俺は困って、巨乳女とツンデレ女を見る。
「な、何よ。
何か文句でも?」
ツンデレが、戸惑って言う。
俺は、溜息を吐いてから告げたよ。
「この世界には、ピンク色の髪と目を持つ者はいないし、緑色もだな。
それだけで、かなり目立つぞ」
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