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一行を包んでいた光が消える。
すると…
全員が、黒目黒髪になってました。
へぇ~っ。
これも、魔法なのかねぇ。
まぁ、外見は大分、一般的になったといって良いだろうな。
さて、これで、俺達は…
「ふむ。
色々と済まんな。
後、ギルドが何処にあるのか、知りたいのだが。
無論、討伐ギルドか、ガードギルド、もしくは、傭兵ギルドをお願いしたい」
そんなことを、言い始めた。
なんだぁ、それ?
後ろで翔太達が、「ギルド、キタァァァッ」って、喚いているけど…無視だな、無視。
「この国には、ギルドなどないぞ。
大体だ。
戦争もないから、傭兵もいない。
討伐や護衛も、不要だな」
そう告げると、不思議そうに尋ねてきた。
「それでは、どのようにして金を稼いでいるのだ?」
俺は面倒に思いながら、この世界の仕組みを教える。
「ふむ。
この国は平和だから、戦い系の仕事はないと…
あっても、軍に入り従軍すれど、戦いもないか…
ちなみに、これを売ると、どうなる?」
そう言って、金貨と宝石を、ボックスと呼んでいた物から取り出している。
これは売れば、結構な額になるだろう。
だが、何処で売るかだがな。
「金貨や宝石は、高値で売れるかもしれない。
だが、何処で売るかが、問題だな。
買い叩かれる恐れもあるからな。
それより、地道に働く場所を探した方が良いと思うが?」
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