どうする01

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「俺達は、この世界へ永住するつもりはない。  元の世界へ帰るまでの間だけ、過ごす場所が欲しいのだ」 そんなことを、言ってますねぇ。 「で、どうやって帰るんですか?」 無理だろ。 そう思っていると、ツンデレが、胸を張って言う。 ない胸を、張られてもなぁ。 そんなことには、気付きもせずに言っているな。 「そんなの、この天才魔術師たる、ユーリス様に掛かれば大丈夫よ。  時空転移は、通常転移の応用なの。  あちらへは、転移陣を構築してあるわ。  だから、あちらの陣を感知した後で、コチラへ陣を敷けば可能よ」 ほぉ~っ。 「ただ、時空を超えて感知する必要があるから、それようの魔法を構築する必要があるの。  それが、大変なのよねぇ」 {すぐ、帰れ}と、言いたかったが、無理なようである。 「しかし、そうなると、しばらく滞在する場所が要るだろう。  どうするんだ?」 つい、聞いてしまう。 すると… 「なら、女の子ちゃん達は、俺の家へ」 「いや、いや。  俺の家へ」 翔太と亮が、そんなことをのたまう。 「イヤよ」 「イヤですわ」 「遠慮するでぇっすぅ」 ぷっ。 3人に断られているでやんの。
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