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「俺達は、この世界へ永住するつもりはない。
元の世界へ帰るまでの間だけ、過ごす場所が欲しいのだ」
そんなことを、言ってますねぇ。
「で、どうやって帰るんですか?」
無理だろ。
そう思っていると、ツンデレが、胸を張って言う。
ない胸を、張られてもなぁ。
そんなことには、気付きもせずに言っているな。
「そんなの、この天才魔術師たる、ユーリス様に掛かれば大丈夫よ。
時空転移は、通常転移の応用なの。
あちらへは、転移陣を構築してあるわ。
だから、あちらの陣を感知した後で、コチラへ陣を敷けば可能よ」
ほぉ~っ。
「ただ、時空を超えて感知する必要があるから、それようの魔法を構築する必要があるの。
それが、大変なのよねぇ」
{すぐ、帰れ}と、言いたかったが、無理なようである。
「しかし、そうなると、しばらく滞在する場所が要るだろう。
どうするんだ?」
つい、聞いてしまう。
すると…
「なら、女の子ちゃん達は、俺の家へ」
「いや、いや。
俺の家へ」
翔太と亮が、そんなことをのたまう。
「イヤよ」
「イヤですわ」
「遠慮するでぇっすぅ」
ぷっ。
3人に断られているでやんの。
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