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それを見ていた桜さんが、ドコかへ電話している。
そして、勇者一行へ告げた。
「私の叔父が経営している店で住み込みを、2人募集しているわ。
1人はコック、1人はウェイトレスね。
料理は、ある程度の基礎知識があれば良いらしいのだけど…
料理できる人っている?」
勇者一行に、料理人って…
「ふむ。
俺は、趣味が料理なので、多少は作れるが…
こちらの料理は知らんぞ」
はい、勇者入りましたぁっ。
って、マジでぇ!?
「ウェイトレスなら、バイトでしたことがあるわ。
ケインを1人にすると何するか分からないから、私が行くわね」
巨乳ちゃんが行くか…
そうですか。
………んっ!?
「ちょっと、待て」
「何よ」と、ツンデレ。
「いやな。
異世界って、俺達と同じ言葉を話すのか?
てか、何故、普通に話してる?」
そうだよ。
外国でも言葉が違うのに、異世界だろ。
何故、言葉が通じる?
「アンタ、馬っ鹿じゃない?
私達は全員、国が違うから、別々の言葉を使ってるわよ。
でも、それじゃぁ、意思の疎通ができないでしょ。
だから、言葉を認識して自国語に変換する魔法を、使用しているのよ。
だから、話が通じるの。
文字も、同じように変換するから、大丈夫ね。
ただ、私達が書いた文字は、アナタ達には読めないわよ。
この認識の魔法は、個人個人にしか掛けれないし、掛かった人にしか効果ないからね」
な、なるほどなぁ。
じゃぁ、この世界の事務仕事は、無理だな。
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