どうする01

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俺? 俺は空気になってるよ。 係わり合いたくないからな。 そんな俺へ、イケメン君が声を掛けて来た。 「おい、おまえ」 「お、俺?」 自分を指差し言う。 何故に、俺? 「えらく軽装だが、武器も持たずに森へ来るとは…死ぬ気か?」 はい? なんですか? 「い、いや。  森へ来るのに、(武器は必要ない)と、思うんですけど…」 ココは日本だからな。 まぁ、熊を考えたら必要かもしれんが、整備されたハイキングコースへ出てくることは、少ないだろう。 「ふむ。  武器なしでも、魔獣に勝てる自信があると…  流石だな」 何が、流石なんです? 「あのぉ。  魔獣って、何ですか?」 訳が分からず、告げる。 「何を言っている。  一般人4人を、おまえが護衛しているのだろう。  そのエーセリムとハノンの保有量は、将軍、イヤ、覇王をも凌ぐ。  さらに、勇者よりも高いのではないのか。  と言うか、何故、勇者として女神に選ばれなかったのだ」 そんなことを言ってくる。 ??? なんだぁあ?
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