どうする01

7/20

1881人が本棚に入れています
本棚に追加
/221ページ
「レイドさぁん。  そぅれはぁ、無茶でぇっすぅ。  ココは、異世界でぇっすよぉ?」 そう、純白少女が告げる。 すると、イケメン野郎が、ポムっと、掌を叩く。 「そうだったな。  しかし、凄い勇者の資質を持っているので、思わず失念してしまった。  勇者の誘い手としての本能だ。  許されよ」 そんなことを言う。 って… 俺って、異世界に生まれていたら、勇者だったのか… なりたくないな、うん。 そんなことを話していると、向こう側で、メキョキョキョキョと音をたてながら、巨木が倒れる。 はいっ!? 「すんげぇ。  それが、魔法かぁ。  俺にも、できっかなぁ」 なんて言う、翔太の声が聞こえた。 どうやら、魔法?で、木を切り倒したようだ。 って!? そりゃ不味いだろ。 どうやったかは知らんが、下手したら捕まるぞ。 「何してんだ!  人に知れたら、捕まる可能性があるぞ!  森には、所有者がいるんだからな。  とりあえず、急いでココを離れるぞ!」 そう言って、俺は聖子さん、桜さんと一緒に移動を始める。 翔太達? 知らんよ。 巻き込まれてたまるか! 放置、放置ぃっ!
/221ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1881人が本棚に入れています
本棚に追加