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「レイドさぁん。
そぅれはぁ、無茶でぇっすぅ。
ココは、異世界でぇっすよぉ?」
そう、純白少女が告げる。
すると、イケメン野郎が、ポムっと、掌を叩く。
「そうだったな。
しかし、凄い勇者の資質を持っているので、思わず失念してしまった。
勇者の誘い手としての本能だ。
許されよ」
そんなことを言う。
って…
俺って、異世界に生まれていたら、勇者だったのか…
なりたくないな、うん。
そんなことを話していると、向こう側で、メキョキョキョキョと音をたてながら、巨木が倒れる。
はいっ!?
「すんげぇ。
それが、魔法かぁ。
俺にも、できっかなぁ」
なんて言う、翔太の声が聞こえた。
どうやら、魔法?で、木を切り倒したようだ。
って!?
そりゃ不味いだろ。
どうやったかは知らんが、下手したら捕まるぞ。
「何してんだ!
人に知れたら、捕まる可能性があるぞ!
森には、所有者がいるんだからな。
とりあえず、急いでココを離れるぞ!」
そう言って、俺は聖子さん、桜さんと一緒に移動を始める。
翔太達?
知らんよ。
巻き込まれてたまるか!
放置、放置ぃっ!
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