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なんて思いながら移動していると…
「お~い、トッシィー
置いてくなよぉぉぉっ」
そんなことを喚きながら、2人が合流してくる。
向こうで、自称勇者一行が話している声が聞こえる。
「ふむ。
行ったか」
「何、落ち着いてるのよ?
追うわよ」
「ぬっ。
何故だ?」
「ケイン。
アンタ、ほンとぉ~うにぃ馬鹿なの。
ココは異世界なのよ。
情報収集しなくてどうすんのよ。
さっきの子達の2人は友好的で、3人は良識的だったじゃないの。
この世界での…」
離れて行ったから、途中で聞こえなくなった。
ってか、聞きたくねぇ。
頼むから、巻き込むなよ。
そう思いながら進む。
そして、みんなへ告げておく。
「本当は、山頂付近まで行く予定だったけど、要らない時間が掛かった。
だから、この先の山小屋兼茶屋で休憩と昼食を摂ったら下山しよう。
帰りは東ハイキングコースだ。
途中のロープウェイを使用して、一気に降りるぞ!」
そう告げる。
上手くいけば、自称勇者達を撒けるだろう。
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