どうする01

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しかし、そんな考えは甘かった。 勇者一行が、猛スピードで現れる。 走ってなく、歩いて、あの速度。 どういう、体の構造をしているんだ? 俺達も体力の問題で、普通に歩いてただけだが、結構、引き離していた筈だ。 こんなに早く追いつかれるとは… 「おお、いた、いた」 何気に、フレンドリーだな、おい。 危険人物に、付き合いたくないのだが… 「何か、用か?」 自然と、声が冷たくなる。 自称勇者が、たじろいでいるな。 だが、ツンデレが気にせずに告げてきた。 「ちょっとアンタ、聞きたいことがあるのよ。  教えなさいよ」 偉そうだな、おい。 俺が、ムッとすると、イケメンが告げる。 「ユーリス、その聞き方は、関心できませんね。  こちらはお願いする立場です。  弁えるように。  さて、先程からお騒がせして恐縮なのですが、少々お力をお貸し頂けないかと」 「なんで、俺達なんだ」 突き放すように、告げてみた。 魔法などという、訳の分からない力を使うヤツらとは、係わり合いになりたくないのだがな。
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