不安

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真美の悲鳴が聞こえたので駆け付けたのだった。 ガチャッ!! 真美は急いでドアを開けた。 「坂下さんッ!!大丈夫で・・・わっ!!」 ドアを開けた瞬間真美は松元に抱きついた。 「ま、松元さぁん。わぁぁぁんっ!!」 松元が来てくれた安心感から真美はタオル一枚の体で松元に抱きついたまま大泣きし始めた。 「さ、坂下さんッ!?だ、大丈夫ですか?わッ!!ちょっと・・・タオル一枚って・・・と、とにかくオレがそばにいるから、安心して!!坂下さんッ!!」 松元は自分に抱きついて泣いて離れようとしない真美を落ち着かせるために、真美の両肩をつかんで自分の体から離した。
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