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「・・・ッ!!ご、ごめんなさい・・・」
真美はまた泣き出しそうになってしまった。
そんな真美を見て松元はハッとした。
「す、すみません。怒鳴ってしまって・・・つい・・・。」
申し訳なさそうに松元は言う。
「昔、妹がストーカーの被害にあったことがあって・・・今は元気にしてるんですけど・・・あの時はまるで別人のように塞ぎ込んでしまって・・・妹もあなたみたいに変なメールが沢山きて・・・送り返してしまって・・・そしたら今度は携帯に電話がくるようになって・・・どんどんエスカレートしていってしまったんです・・・だから!!ストーカーの行動に少しでも反応してしまったらダメなんです!!」
「すみません・・・松元さんの妹さんにそんな事があったなんて知らずに・・・こんな軽い事を言ってしまって・・・」
うつむいてしまう真美。
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