不安

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「え・・・?ホントに!?ヤッター!私ってホンットついてる!こんなに早くも高橋さんとの接点が出来るなんて!しかも・・・これからデート!ヤッター!」 高橋からデート(ホントは打ち合わせだが・・・)に誘われた真美は嬉しさのあまり顔がニヤけ、ベッドの上で携帯を抱きしめながら、足をバタつかせていた。 「あっ、返事しなくちゃ!・・・えっと・・・好感を持たせた方がいいよね・・・ん~と・・・今からですか?大丈夫ですよ。どこに何時に行けばいいですか?・・・っと・・・しつこすぎず、そっけなさすぎず、これでいいよね?・・・ん~えぃっ!送信!」 真美はまるで携帯に高橋が映っているかのように照れながら、メールを何回も読み直し、間違いがないか確かめてメールを送信した。
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