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唐突に頭上から何かが裂ける音が聞こえて、不意にそこから何か───いや、金髪の少しばかり奇抜なドレスのような服に身を包んだ女性が落ちてきた。
当然、僕の目の前にはパソコンがあったわけで、女性は僕の頭上から目の前に落ちてきたわけで………
つまり───
「僕のバイオォォォオオオ!!」
しかし最早手遅れ。画面はひしゃげ、キーボードはくの字に。
当然、使い物になるはずがない。
そうして僕の嫁たちはお亡くなりになられた。
しかし落ちてきた女性は絶世の美女だった。
無防備に寝ているし──襲っていいのか?
襲うぞ?賢者志望だけどその片道切符捨てて襲っちゃうぞ?
そう思いながら仰向けに寝ている彼女の素直に胸の上で重力に従っているおっぱいに手を伸ばそうとしたそのとき。
「きゃーへんたいーたすけてー」
「どひゃああぁぁぁあああ!!!?」
予想外のことに叫び声を上げた僕は正座していた。
「ヒィ、ヒィ………
貴方凄いわよ………この八雲紫にヒィヒィ言わせるのだから……誇っていいわよ?」
それは僕には誇ることはできない。
だって恥ずかしいもん。
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