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  思わず出た言葉に、鷹也は笑顔になり   「そうだね。もったいないよね。だから貰って。で、今着せて見せて欲しいな」   とねだってきた。   捨てちゃうくらいなら、着る! 着るけど……   「今回だけだからね。今後は誕生日とかそういうイベントなしに私にもの買っちゃ駄目だからね!」   う!その顔反則。   鷹也が嬉しそうに微笑んだのを見て、胸がきゅうっとなった。   うー、くやしい。 私ばっかり、好きになっていくみたいじゃないか。       腕に自分の持ってきたかばんをかけて、両手でドレス、髪飾りをもって洗面所に向かった。  
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